春が近づいてくると、スーパーなどで「菜の花」を見かけるようになります。
「菜の花」と聞くと黄色くてかわいい花を思い浮かべますが、食材としても用いられていますよね。
そこで今回は「菜の花」に注目したいと思います。
◆2月は暦のうえではもう春。春の野菜といえばほろ苦い野菜「菜の花」
まだまだ寒い2月ですが、暦のうえでは春になります。
そこで注目したい「菜の花」ですが、アブラナ科アブラナ属の花の総称で葉や茎を食べられる野菜です。
ほどよい苦みが特徴で古くから親しまれています。
季節限定でしか味わえないので、この機会に食べておきたいですね。
◆菜の花の栄養素とその効果
菜の花は緑黄色野菜で、豊富な栄養素が含まれています。
下記で主な栄養素とその効果を見ていきましょう。
ビタミンCには美肌や老化の防止、抗酸化作用などの効果があり人間にとって大切なものです。
そのビタミンCが菜の花には100グラムあたり130㎎あり、ほうれん草の約3倍あると言われています。
鉄分は不足すると貧血を起こします。
そのため必要は栄養源といえるでしょう。
菜の花には100グラムあたり2.9㎎、ほうれん草の約1.4倍含まれています。
カルシウムは骨の形成には欠かせません。
また、精神の興奮を抑えて安定させる効果もあります。
カルシウムは100グラムあたり160㎎、ほうれん草の約3.2倍です。
その他、ストレスから体を守ったり、老化を抑えたりする効果のあるビタミンE、生活習慣病予防、老化防止に期待できるβ-カロテン、葉酸なども含まれている優れた野菜です。
◆美味しい菜の花の見分け方
栄養豊富な菜の花をぜひ美味しく食べるために、まず菜の花を選ぶ必要があります。
美味しい菜の花を選ぶために以下をチェックしておきましょう。
「つぼみが開いていないもの」…花が咲き始めた状態は苦みが強く、口当たりも悪いです。つぼみのものを選びましょう。
「葉や茎の緑が鮮やかなもの」…中心に空洞があるものは古いので、茎に軸まで緑色のものにしましょう。
「茎の切り口がみずみずしいもの」…菜の花は茎が切られた状態で売られているので確認がしやすいです。しなびていないみずみずしいものが良いでしょう。
◆菜の花を使ったレシピ紹介
「菜の花のごまマヨネーズ和え」
「材料」
・菜の花 150g
・白だし 小さじ2
・すりごま 大さじ1
・マヨネーズ大さじ1
・卵 1個
「作り方」
- 卵は茹でて、みじん切りにしておく
- 菜の花をゆでて茹で水にとり、水気を絞って4~5センチに切って白だしと和える
- ②にすりごまとマヨネーズを混ぜてお皿に盛り、みじん切りのゆで卵をのせて完成
マヨネーズが苦みを和らげてくれて食べやすい一品です。
こんなに栄養素がたくさん詰まっている菜の花。
季節限定なので食べておきたいですね。