冬至と聞くと真っ先に思い浮かべるのは、柚子湯とかぼちゃではないでしょうか?
しかし、なぜかぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりするのか知っていますか?
その他にも冬至には様々な楽しみがあるようですよ!
◆冬至(とうじ)とは?
冬至(とうじ)とは、中国や日本などのアジア諸国で、太陽が一年で最も南に傾いた日であり、冬の始まりとされる日のことを指します。そこで、日の出から日の入りまでの時間が最も短くなるため「夜が最も長い日」とも言われます。
冬至は、古くから冬の訪れを祝う行事や風習があり、家族で一緒に食事を楽しむ習慣もあります。また冬至は固定ではなく、毎年12月21日から12月23日の間になります。
2023年は12月22日。2024年は12月21日というように、1日程度前後します。
◆冬至になぜかぼちゃを食べるの?
冬至にかぼちゃを食べるのは「収穫を終え厳しい冬を乗り越えるために、栄養豊富なかぼちゃを食べる」という理由があります。「栄養をつけて寒い冬を乗り切ろう」という昔の人の知恵からですね。
また、かぼちゃにはビタミンA(βカロチン)をはじめとする栄養素が豊富に含まれており、風邪予防にも効果があると考えられています。
さらに、かぼちゃは保存がしやすく、夏に収穫したものを冬に食べることができるため、古くから冬の食料として重宝されてきました。そのため、冬至にかぼちゃを食べる習慣が生まれたとされています。
◆冬至の風習「柚子湯」の意味は?
冬至の風習である「柚子湯」は、冬至の日に柚子をお風呂に浮かべて入浴する習慣です。これは、運を呼び込む前に体を清めるという意味があります。
柚子は香りが強いため、その香りには邪気がおこらないという考えもあります。また、柚子は実るまでに長い年月がかかるため、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているそうです。
柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和し、体を温めて風邪を予防する効果があります。さらに、柚子の果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果、香りによるリラックス効果もあるため、元気に冬を越すために役立ちそうですよね。
◆柚子湯の前のお楽しみ♪ 柚子の活用法(皮・実それぞれ)
柚子湯に活用しようと、たくさん柚子を購入したり、ご近所さんからたくさんいただいたりすることもあるでしょう。
そんなときにゆずをどう活用したらいいでしょうか?
「柚子の実の活用法」
柚子の実サッパリ甘煮、柚子ドレッシング、柚子胡椒、柚子シロップ、柚子のはちみつ漬けなど。
「柚子の皮の活用法」
お雑煮の飾りやふろふき大根の飾りに。白菜や大根などと合わせて浅漬けなど。
柚子の栄養成分は実よりも皮の方に多く含まれています。
また、柚子は掃除にも使用できます。クエン酸が含まれているので水回りの掃除におすすめです。香りを楽しみながら、シンクや鏡、水道の蛇口などを掃除すると良いでしょう。