暑い夏が終わり、紅葉の季節になりました。
山々が色づいてくると、気持ちも落ち着きどこかに出かけたくなりますよね。
赤や黄色に色づいた、きれいな紅葉を見ながら心も体もリフレッシュしたいものです。
◆紅葉の歴史
日本ではいつから紅葉を楽しむようになったのでしょうか?
昔の人々は、木々の葉が変化して行く姿に草木染の染料を連想したと言われています。
「揉みだす」という言葉が「もみいづ」となり、「もみぢ」になったそうです。
もみじという言葉は、奈良時代の「万葉集」に詠まれていることから、この時代から人々の心をとらえていたのでしょう。
紅葉は、日本の文化においては古くから美しい風景として親しまれており、紅葉狩りという風習もあります。
紅葉狩りは、奈良時代から平安時代の貴族の間で始まり、宮廷や貴族の優雅な遊びとされ、紅葉の時期に山野に出かけ、紅葉を見ながら宴を開いて和歌を詠んだそうです。
そして、江戸時代になると、庶民にも紅葉狩りも広まっていったとされています。
現代では、野山をはじめ、街路樹や公園、庭園など、さまざまな場所で紅葉する木々を楽しめるようになり、紅葉狩りも秋の風物詩としてすっかり定着しました。
◆紅葉を見る効果
紅葉を見ることには、以下のような効果があるとされています。
・視覚効果:紅葉の美しい色彩によって、視覚的なリラックス効果があるとされています。
・ストレス軽減:自然の中で過ごすことによって、ストレスを軽減する効果があるとされています。
・精神の安定:紅葉を見ることによって、気分が安定する効果があるとされています。
・筋力向上:紅葉狩りなどのアウトドア活動によって、筋力が向上する効果があるとされています。
また、紅葉の色彩・心理学的な効果として、紅葉の「赤」には、エネルギッシュ、情熱的、愛情深い、行動を起こしたくなるというパワーがあるため、学習能力のアップも期待されているとされています。
◆自宅で紅葉を楽しむ
紅葉を見にいけない場合に自宅で楽しめたら嬉しいですよね。
自宅で紅葉を楽しむには、以下の方法があります。
・紅葉樹木を育てる:自宅の庭やベランダで紅葉樹木を育てることで、美しい秋を満喫できます。庭木におすすめの紅葉樹木は、イロハモミジやヤマモミジです。育てる際には、日当たりのよい場所を選び、水やりや剪定を行うことが大切です。
・自宅用の盆栽を購入する:今は通販サイトなどでもみじの盆栽や、紅葉の苔玉などが購入できます。5,000円前後から1万円以上のものまで様々ですが、室内で楽しめるのはいいですよね。プレゼントなどにも喜ばれそうです。
地球温暖化により、鮮やかな紅葉が減ってきているようです。
また、紅葉の時期は短いので今のうちに楽しんでくださいね。