冬物衣料はとにかくかさばり、片付けも億劫になりがち。
でも、冬物衣料をそのままにしておいたら、虫に食われて穴が開いていたなんてことも…。
また、ストーブなどの暖房器具も、片付けようという気持ちになれず、いつまでも部屋の片隅にあったり、何もお手入れせずに押し入れに放り込んだり…ということもあるでしょう。
正しく片付けないと、次出したときに故障しているかもしれません。 しっかり片付けて、また、来シーズン活躍できるようにしておきましょう。
まず、冬物衣料はいつまでに片付けるのがいいのでしょうか?
結論からいうと、ゴールデンウイークがタイムリミットです。
なぜなら、衣類を食べる害虫は、春から夏にかけてさなぎから成虫になります。 そして、ゴールデンウイーク明けごろに、産卵期を迎えるのです。
そうすると、冬物の洗濯をして干しているときに衣服に卵がつく可能性があります。
卵がついたまま衣服を片付けたら…あまり考えたくないですが、収納している際に幼虫となり、衣服を食べてしまうのです。
そのため、ゴールデンウイークが終わるまでには片付けることが大切です。
また、セーター、コート、ダウンジャケットの収納方法についても見ていきましょう。
「セーター」
家で洗えるのであれば、おしゃれ着用洗剤で押し洗いするか、ドライコースで洗います。
30℃以下の水ですすぎ、形を整えて干しましょう。
そして型崩れを防ぐためにも、セーターは畳んで引き出しにしまうか、衣装ケースで保管します。
「コート」
洗濯表示で水洗い可能であれば、洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用洗剤で洗います。
脱水後は、ハンガーに掛けてしわを伸ばし、日陰に干しましょう。
家で洗えない場合は、クリーニング店にお願いしましょう。
「ダウンジャケット」
ダウンジャケットも洗濯表示を確認し、水洗いが出来るのであれば、押し洗いまたはドライコースで洗濯します。
その後「脱水(30秒ほど)→水をためてすすぐ→脱水」の工程を2回繰り返します。
脱水したら、形を整えて陰干しします。 コート・ダウンジャケットは、ハンガーにつるしたまま収納するのが良いでしょう。
◆シーズン終わりの暖房器具のお手入れと収納方法
次に暖房器具(電気ストーブ・石油ストーブ・ガスファンヒーター)のお手入れと収納方法を見ていきましょう。
「電気ストーブ」
電気ストーブは、ヒーターのガラス管と反射板にホコリが付くことが多いため、ホコリをしっかりと落としてから収納することが大切です。
反射板は、台所用洗剤を布に含ませて拭き、その後乾いた布で拭きます。
ガラス管は、洗剤を残すと傷めるので、洗剤を薄め固く絞った布で拭くようにします。
保管は、購入時の箱かビニール袋などに入れます。
「石油ストーブ」
まず、気をつけなければならないのは、石油を残さないことです。
しっかりと灯油を抜いておきましょう。 反射板は乾いた布できれいにします。
ガラス芯は乾いた布で拭き、ブラシで芯を整えましょう。
そして、購入時の箱かビニール袋に入れて保管します。
「ガスファンヒーター」
ファンにたまったホコリは掃除機で吸い取ります。
本体はやわらかい布を用意して、台所用洗剤を薄めて拭きましょう。
フィルターなども、取り外しホコリは取っておきます。
保管は専用の箱に入れて、湿気の少ないところに置いておきましょう。
器具によって取扱いが違ってくるため、取扱説明書は必ず保管し、すぐに読めるようにしておくといいですね。
冬物衣料も暖房器具も、片付けるのは面倒に感じますが、このときにしっかりと汚れやホコリを落としておくことで、次のシーズンに使用するときに一層楽になります。