既に、過ぎてしまいましたが、雛祭りの起源としまい方を文章にさせていただきましたので、
参考にしていただけましたら幸いでございます。
3月3日といえば「桃の節句」
ひな人形を飾り、女の子の成長をお祝いするというのが一般的ですが、いざ「桃の節句」について説明するとなると、難しいですよね。 今回は、桃の節句の由来や、ひな人形の飾り方、収納する際のポイントなどを解説していきます。
◆桃の節句とは?
桃の節句は、日本の四季を彩る代表的な節句、五節句のひとつです。
1月7日の「七草の節句」、3月3日の「桃の節句」、5月5日の「端午の節句」、7月7日の「七夕の節句」、9月9日の「菊の節句」の5つが五節句です。 桃の節句は、中国から伝わって来たとされていますが、日本では江戸時代以降からひな人形を飾り、女の子の成長を祝う日となって、現代に受け継がれています。
また、桃の節句は一般的に3月3日ですが、地域によっては4月3日に行われるところもあるようです。
これは旧暦のある月日に行っていた行事を、新暦の月日ではなく、一カ月遅らせて行う習慣があるからです。 4月3日に行う地域は、愛媛県、静岡県、奈良県、鹿児島県などとされていますが、必ずしも4月3日とは限らず、年々3月3日にするところも増えてきています。
◆ひな人形を出す際、また収納する際のポイント!いつ出して、いつ片付ける?
ひな人形は「早くしまわないと、お嫁にいけなくなる」などと言われていますが、本当はいつから出して、いつまで飾るのがいいのでしょうか?
ひな人形を出す日に決まりはないと言われていますが、基本的には立春(2月4日)から2月中旬までに飾るのが良いとされています。
「2月3日の節分が終わったら飾り始める」と考えると覚えやすいかもしれません。
忙しくてなかなか飾れない場合も、ひな祭りの1週間前までには出しておきましょう。
「ひな人形をいつまで飾っておくのか」ということにも、特に決まりはありません。
お嫁に行けなくなるのは迷信で「片付けが出来る女性になりなさい」という、しつけの意味合いが含まれているとされています。
片付けに向いている日は、天気が良いことです。
しかし、いつまでもひな人形を飾っておくのもいいものではありませんので、ひな祭りが終わったら2週間内には片付けるようにしましょう。
乾燥している、天気の良い日にひな人形を片付けるようにします。 人形は湿気に弱いので、縁起の良い悪いよりも天気を優先することが大切です。
◆ひな人形はどこに保管するべき?
また来年きれいな状態で飾るには、保管場所にも気をつけなければなりません。
保管場所に適しているのは、以下の場所です。
・直射日光が当たらない
・寒暖差が少ない
・湿気がなく風通しがよい
これらを重視すると、押し入れの上段や天袋などがよいとされています。
しかし、ずっと置きっぱなしにせず、押し入れや天袋の戸をときどき開けて、風を通すことも大切です。
また、閉まったら秋ごろに開けてみて、陰干しをするとなおよいでしょう。
毎年きれいな状態で飾るためにも、適切な場所に保存をしておくことが大切です。
大切な女の子の成長を願う日なので、きれいなお雛様を保ちたいですね。