気温が高くなってくると、悩まされる虫が「蚊」ですよね。
刺されるとかゆくてたまらないだけではなく、赤く腫れあがってしまうこともあります。
また、知らないうちに家の中に入ってしまい、夜になって耳元で「ブーン」なんてことがあるとイライラが止まりません。
蚊は気温が25℃から30℃が活動するために適した気温だといわれていますが、蚊の好む条件がそろうと大繁殖してしまうのです。
蚊の好む環境とは「水のある場所」です。
蚊の好む環境を徹底的になくし、蚊を家にいれないようにしていきましょう。
◆蚊が来ないように、家の周囲に水が溜まっていないかを徹底的にチェック!
蚊が好む場所は「水のある環境」です。
なぜかというと、蚊の幼虫が水の中にあるバクテリアをエサにしているためです。
水のある環境でも、流れてしまうような場所では生き残れないため、溜まっている水を好みます。
では、蚊を繁殖させないためにどのような部分をチェックしていったらよいでしょうか?
①水が溜まるような容器
庭にバケツやちょっとした容器はありませんか?
もしあるようなら、片付けるかひっくり返しておくなどして水が溜まらないようにしましょう。
②雨どい・側溝
雨どいや側溝は排水がスムーズであれば大丈夫ですが、落ち葉やごみが溜まっていませんか?
落ち葉やゴミがあっては水が流れず、蚊の発生源となってしまいます。
③排水溝や通気口
通気口は外とつながっているので、虫が入りやすく、もちろん蚊も入ってきます。
しかし、通気口なのでふさぐ訳にはいかないため、蚊が入らない程度の目の細かいネットをかけておくと良いです。
また、シンク下にある排水溝をチェックしてみましょう。
隙間があればそこから虫が侵入してきます。 そのため、隙間は埋めるようにして、日ごろからジメジメさせないよう心がけましょう
◆即効性の高い害虫対策
水のある部分をきれいにしたとしても、蚊は発生する場合もあります。
そんなときには、即効性のある対策をして蚊を寄せ付けないようにしましょう。
①ハーブなどを育てる
ハーブには虫が嫌う匂いが含まれています。
その中でも、蚊の予防ができるハーブは
・レモンバーム(レモンの匂いが特徴で蚊を自然と遠ざける)
・ミント(蚊が嫌うシトロネラをいう成分を含む)
・レモングラス(蚊だけではなく、あらゆる虫よけにもなる)
・バジル(蚊だけではなくハエも防げる)
全て簡単に栽培できるので、ハーブを取り入れるのもいいかもしれません。
②網戸を取り付ける・網戸が破れていないか確認する
網戸がないと換気をする際などに蚊や他の虫も入ってしまいます。
そのため、網戸はつけておいた方が良いでしょう。
また、網戸に穴が開いていたら意味がありません。
隙間がないか、破れていないか定期的に見ておく必要があります。
③電球をLED照明に変更する
蛍光灯を使用していると、電気のカバーの中に虫が入り込む経験をしたことがあるのではないでしょうか?
蛍光灯は微量の紫外線を発しているので、虫が太陽と勘違いして寄ってきてしまいます。
虫は明るいところと紫外線に集まる習性があります。そのため、LED電球に変更すると良いとされています。
④エアコンの清掃
エアコンは室外機と室内機がつながっています。
室外機のドレンホースから虫が入り、エアコンのスイッチを入れたら虫が飛び出てくるということもある位です。
それを防ぐにはドレンホースのカバーをつけるか、排水溝のネットを代用してカバー替わりにします。
また、エアコンの汚れも虫を発生する可能性があるので、年に1度程度は専門の業者に依頼をし、徹底的にきれいにしてもらうのがおすすめです。
⑤アロマスプレーを気になる箇所に吹き付ける
虫はハーブやミント系の匂いを苦手とするため、アロマスプレーを蚊が来そうな箇所にスプレーしておくのもいいでしょう。
アロマオイルは市販されていますが、自分で作る場合は、アロマオイルに無水エタノールを入れます。
◆おすすめの市販の虫よけグッズ”
市販でも蚊の予防に効果的なグッズが販売されています。
ここで市販の虫よけグッズを紹介します。
・蚊がいなくなるスプレー…部屋に1プッシュするだけで約12時間効果が持続する。
・虫よけバリア…ベランダや玄関、物干し竿などのつるしておくことで虫の侵入を防ぐ。
・虫よけバリア網戸ガラス用スプレー…網戸やガラスに噴射することで、防虫効果を発揮する。
・水性キンチョールジェット…蚊だけではなく、ハエやゴキブリにも使用可能。人にやさしい殺虫剤スプレー。
・蚊取り線香…昔からの定番商品。火をつけるだけで蚊を落としていく強力な殺虫効果がある。
まとめ
夏の大敵の「蚊」は、水のある部分で繁殖してしまいます。
そのため、少しでも水が溜まる部分を見直して蚊の繁殖を防ぐことが大切です。
また、刺されないようにミント系の匂いで工夫し、市販のスプレーなども用意をしておいて、万全な体制で夏を迎えたいですね。