家事や育児はやることが多く、次から次へと新しいタスクが出てきます。思いつくまま手当たり次第に進めていると時間がかかるため、効率良く済ませるにはどうすれば良いのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
家事育児を進める際は、やらなければならないことを洗い出してリスト化すると、時間を効率的に使えます。そこで今回は、家事育児のシーン別のタスクリストや、負担を減らすための時短テクを紹介します。
家事育児は夫婦で分担して負担を減らそう!
家事は料理や洗濯、掃除をはじめとして、ハンドソープの補充や本棚の整理などの「名もなき家事」も含めると無数に存在します。ただでさえ時間のかかる家事に育児が加わると、さらに負担は重くなってしまうでしょう。
特に、妻がほとんどの家事育児を担当する「ワンオペ」状態に陥ると、夫婦間の負担バランスが大きく傾きます。次々と出てくる家事をこなしながら、思い通りにはいかない子どもの面倒を見るとなれば、必要とする労力は並大抵ではありません。
家事育児をサポートしてくれるパートナーがいる場合は、積極的に家事分担について話し合い、少しでも負担を減らすことが大切です。どちらか一方に偏らず、できるだけ負担が均等になるように心がけるとよいでしょう。
家事を分担する際には何となく家事を振り分けるのではなく、あらかじめ日頃行なっている家事をリストアップして、1つずつ担当を決めるとスムーズに進みます。
シーン別家事育児のタスクリスト
一日のなかでも、時間帯によってやるべきことはさまざまです。シーン別の家事育児のタスクリストを簡単に紹介します。
朝の家事育児
- 布団やベッドを整える
- お弁当作り
- 朝食作り
- 食器の後片付け
- 洗濯
- 掃除
- 子どもの通学準備(歯磨き・着替え・連絡帳の記入など)
- 夕食のための準備(米を研いで予約をするなど)
- 保育園や幼稚園への送り
起床後は家族全員分の布団やベッドを整えたり、お弁当や朝食作りをしたりと、朝からタスクは山積みです。朝のうちに掃除や洗濯、夕飯の下準備まで済ませてしまう家庭もあり、てきぱきと効率良くこなすことで後々余裕ができます。
子どもがいる場合は通園・通学の準備や、保育園・幼稚園へ送るための時間も捻出しなければなりません。
夕方・夜の家事育児
- 保育園や幼稚園へ迎えに行く
- 夕食作り
- 食器の後片付け
- お風呂の準備
- 子どもをお風呂に入れる
- 子どもを寝かせる準備(着替え・歯磨きなど)
- 子どもとのコミュニケーション(絵本を読むなど)
- 部屋の片付け
- 洗濯物の取り込み、片付け、アイロンがけ
保育園や幼稚園に子どもを迎えに行く前後は、夕食の準備に時間を割かれます。食後に食器洗いを済ませたら、就寝に向けて子どもをお風呂に入れたり、着替えや歯磨きをしたりと寝る準備をします。子どもが寝付いたあとに、部屋の片付けや洗濯物の取り込みなどをする家庭も少なくありません。
不定期な家事育児
- 保育園の呼び出し対応
- 子どもを病院に連れていく(病気、予防接種、定期診断など)
- 子どもの衛生管理(爪切り・耳掃除など)
- 食事の作り置き
- ゴミ出し
- 掃除
- 衣替え
- 町内会や保護者会への参加
日常的なタスク以外にも、予定外の用事が入る可能性もあるでしょう。子どもが体調不良になって保育園から呼び出しがあったり、病院に連れていったりすることもあるかもしれません。週に数回のゴミ出しや年に数回の衣替え、地域コミュニティへの参加なども意外と時間を取られるものです。
家事育児の負担を少しでも減らすには?
簡単に家事育児のタスクリストを挙げただけでも、かなりの数がありました。ここからは、具体的に家事の負担を減らすための方法を紹介します。
手を抜いて家事を楽にする
家事や育児のすべてを完璧にこなそうとすると、体力が持たないばかりか精神的にも消耗してしまいます。手を抜ける部分は意識して抜くようにすると、多少負担が減ります。
例えば、毎日自炊にするのではなく、ときに外食する日を作ったり、使用する食器の数を抑えて洗い物を減らしたり、ハンガーを活用して洗濯物を畳まずにしまったりするなどの工夫が考えられます。
リストアップしたタスクのなかで、簡略化できる部分を探してみてください。
家事を手伝う家電を導入する
家事の負担を大きく軽減してくれる家電を導入するのも手でしょう。
自動で床掃除をしてくれるロボット掃除機や、洗い物の手間が省ける食器洗浄機、乾燥まですべて自動化できる全自動洗濯乾燥機などが代表的です。
家事代行サービスに依頼する
家事や育児に追われて体力的につらいときは、家事代行サービスを利用するのもよいでしょう。料理や洗濯のみなどのスポット利用だけでも、時間と気持ちの余裕を持てるようになります。
家庭に存在する、さまざまな家事を請け負ってもらえるため、家のことはスタッフに任せて、育児に専念する時間も作れます。家事のプロにお願いできるため、クオリティ面でも安心です。
まとめ
家事や育児を一人でこなそうとすると、体力面でも精神面でも負担が大きくなりがち。パートナーがいる場合は、家事を分担して負担がどちらかに偏りすぎないよう調整することが大切です。
家事育児を効率良く行なうには、まず一日のなかで発生するタスクをリストアップしてみてください。すると、力を入れるべき部分や、手を抜いても大丈夫な部分が見えやすくなります。そのうえで、便利な家電を取り入れたり家事代行サービスを依頼したりするなど、負担を減らす工夫をすると日々の余裕ができるでしょう。