家事は毎日のものであり、休まずに続けていると「めんどくさい」と感じてしまうことも少なくありません。仕事や育児をしながら家事にも追われる生活を送るうちに、全部投げ出して休みたいと思ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、家事をめんどうと感じる理由や原因、家事を楽にする方法について解説します。少しでも家事にやる気を出したい、時短して自分の時間が欲しいと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
家事がめんどくさい!その理由とは?
家事を「めんどくさい」と感じる原因は1つとは限りません。ここでは、よくある4つの理由を紹介します。
毎日同じことの繰り返しだから
家事は毎日こなさなければいけない日課であり、休むと日々の暮らしが成り立ちません。さらに毎回同じことの繰り返しでレパートリーもなく、飽きたりつまらなくなったりして、だんだんとめんどうに感じるようになる傾向があります。
やりがいが感じられないから
家事に報酬が発生するなら、「対価を得る」という目的があるため、頑張れる方も多いでしょう。しかし、主婦にとって家事は「無償でこなさなければならない作業」であり、周りからも見えにくいために評価も得にくく、やりがいを感じられず、やる気を出せないケースは多いといえます。
そもそも家事が苦手だから
家事が得意な方もいれば、同じように苦手な方もいます。家事が不得手な方は、スムーズに行なえる方に比べてめんどうに感じてしまいやすい傾向にあるといえます。
体調が悪いから
体調が整っていないと、趣味にも打ち込む気力が湧かないのはよくあることです。好きなことにさえ取り組む元気をなくしている状態では、家事に立ち向かうのがめんどうだと感じてしまいやすくなるでしょう。体力面だけでなく、精神的な疲労も原因の一つです。
めんどくさい家事ランキングトップ3!
家事のなかでも、比較的簡単にできるものと時間がかかるものに分かれます。ここでは、めんどうに感じやすい家事トップ3を紹介します。
第1位 「水回りの掃除」
「水回り」と表現される部分はさまざまで、トイレや浴室、キッチン周辺など、掃除しなければならない箇所は数多くあります。水回りは放置すると汚れが頑固になって落ちにくくなるため、定期的な手入れが欠かせませんが、シンクやタイル、排水溝など、汚れが溜まる部分をすべて掃除するには多大な時間がかかるでしょう。
換気扇の油汚れや風呂釜の掃除などは、特にめんどうに感じやすい箇所です。「汚れを見るのが不快」「できれば触りたくない」という心理的負担も大きいといえます。
第2位 「料理」
一日3食の料理は、一日の家事のなかに占める割合が大きい家事の一つです。朝昼晩と適切な栄養バランスを考えながらメニューを組立て、家族分の食事を用意する工程を苦痛に思う方も多いといえます。数時間おきに料理をしなければならないため、いつも時間に追われている気分になる方も少なくありません。
幼い子どものいる家庭では、子ども用の別メニューを用意する必要に迫られるケースもあるでしょう。その場合はさらに品目が増えるため、労力は倍増します。
第3位 「洗濯」
洗濯もこまめに行なう必要がある家事の一つで、なかには毎日洗濯機を回すという家庭もあります。遊び盛りの子どもがいる家庭では、洗濯物は増えやすい傾向にあるといえるでしょう。裏返しの靴下やシャツを表に直して洗うだけでなく、洗いあがったあとに干したり、畳んでしまったりする作業にも時間がかかるため、めんどうに感じる人が多いです。
また、雨の日には外干しできないなど、天候などの外部環境に左右されて自分のペースで作業ができないこともストレスの要因になります。
めんどくさい家事を少しでも楽にするには?
小さな工夫を積み重ねることで、手間のかかる家事を少し楽にできます。日常のなかにさまざまなアイデアを取り入れて、積極的に負担を軽減しましょう。
汚れを溜めないこと
汚れを溜めてしまうと、落とすのに長い時間と手間がかかるため、取りかかるまでに気力が必要になります。めんどうな作業がますますめんどうになる可能性が高まるため、汚れにはできるだけ早い段階で対処しましょう。
「入浴中にタイルや壁を掃除する」「調理の空き時間にシンクを磨く」「トイレに入ったら汚れが気になる部分を拭く」など、空き時間を活用すると、ストレスを軽減できます。
献立を決める
料理が億劫になりやすい人は、あらかじめ1週間分の献立を用意しておくのがおすすめです。事前に作るメニューが決まっていれば、買い物もまとめて済ませられるため、何度も買い出しに出向く必要がなくなります。
電子レンジを活用する
電子レンジはボタンを押すだけで手軽に調理できる、時短に便利なアイテムです。対応している料理のジャンルも幅広く、炒め料理や煮込み料理など、さまざまなメニュー作りをサポートしてくれます。
最近では電子レンジに使えるシリコン容器なども販売されているため、うまく取り入れることであらゆるメニューを時短で調理可能です。
使用するお皿は最小限に
食事が終わったあとの食器洗いは、手間を感じる家事の一つです。冬場は水が冷たく感じられるため、なるべく早く終わらせたいという人も多いでしょう。使用するお皿はできる限り少なく抑えて、洗い物を減らす工夫が家事の負担軽減につながります。
洗濯物はできる限り畳まない
1枚ずつ洗濯物を畳んで所定の位置に収める作業は、思いのほか時間のかかる作業です。ハンガーにかけられる洗濯物であれば、畳まずに収納すると取り込み後の作業が楽になります。10連ハンガーなどを活用して、洗濯も時短を目指しましょう。
まとめ
家事を「めんどくさい」と感じる要因はさまざまですが、毎日代わり映えのしない家事を繰り返すと、だんだんと疲労が溜まって暮らしに余裕がなくなってしまいます。めんどうに感じる家事を少しでも楽にするために、小さな工夫を取り入れるとよいでしょう。
水回りの掃除や一日数回の料理、毎日の洗濯は特に時間のかかる作業です。目に付いた汚れはその都度落とす、メニューはまとめて決める、洗濯物は畳まないなど、時短につながるアイデアの実行がおすすめです。