家事代行サービスというと、定期的に家事をサポートしてくれるイメージがありますが、1回きりの「単発」での利用も可能です。
単発ですと、定期的な利用に比べて、気軽に使いやすく、初めて家事代行サービスを利用する人にもおすすめと言えるでしょう。
ただし、単発になると料金が上がったりするなど、注意点も存在します。そこで今回は、単発で家事代行サービスを利用する際の注意点やタイミングなどについて解説します。
家事代行サービスの「定期」と「単発」はどう使い分けるべき?
家事代行サービスの代表的な依頼方法は、定期で継続的に依頼する「定期」と、一回ごとに依頼する「単発」で、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ここでは、家事代行サービスの定期と単発をどう使い分けるべきかを解説します。
定期依頼のメリット・デメリット
定期依頼は来てもらう日時を固定する代わりに、1回ごとの単価を安く抑えることができます。また、専属のスタッフに担当してもらえるため、自宅の鍵を渡しても構わない人は、鍵を渡してしまい、不在時に対応してもらうといったことが可能です。
一方で、毎月固定費用を支払う必要があり、1社との契約を継続するため、利用できるサービスが契約した1社のサービス範囲内に留まる点はデメリットといえるでしょう。
1回ごとの単価を下げて長期間利用したいなら、定期依頼がおすすめです。
単発(スポット)依頼のメリット・デメリット
単発(スポット)依頼は1回ごとの契約になるので、必要なときだけ依頼できるというメリットがあります。毎回異なる会社を選べるので、さまざまなサービスを試すこともできるでしょう。
ただし、1回ごとの単価は定期依頼に比べると高くなります。毎回異なるスタッフが派遣されてくるので鍵を預けられず、在宅時のみしか利用できないというデメリットもあります。
また、現金払いのみにしか対応していない場合があるので注意が必要です。継続利用を考えておらず、お試しで使ってみたいときはスポット依頼を選ぶとよいでしょう。
単発の家事代行サービスはこんなときに使える!
単発の家事代行サービスは、日常のさまざまな場面で活躍してくれます。大掃除などの大々的に人手が必要なイベントから、緊急で助けを求めたいとき、不在時の家事全般や両親へのユニークなプレゼントとして、使い方はアイデア次第です。
ここでは、家事代行サービスのおすすめの使い方をいくつか紹介していきます。
大掃除を依頼したいとき
年末の大掃除は、普段手入れしない部分まで入念に掃除を行なうため、思ったよりも重労働になりがちです。なにかと忙しい年の瀬は、大掃除だけに時間をかけられないことも多いでしょう。
そんなとき、家事代行サービスをうまく活用すると、作業の負担を軽くすることができます。エアコンや換気扇など、普段あまり手入れしない場所を依頼するのもおすすめです。
ケガや育児で体を動かせないとき
足を怪我したときや出産直後など、体を思うように動かせないときに依頼するのもよいでしょう。体の自由が利かないと家事を行なうのも一苦労で、日常生活がうまく回らなくなってしまいます。
家事代行サービスは掃除や洗濯、食事の作りおきなども行なってくれるため、日々の負担を軽減してくれます。緊急時のピンチヒッターとして、とても心強い存在です。
出張・旅行で家を空けるとき
長期の出張や旅行から帰ったあとは、洗濯物が溜まっていたり、部屋中にホコリが積み上がっていたりすることも多いため、掃除の手間がかかります。
帰宅時の負担を減らすために、家を空けている間の家事を依頼するという使い方もおすすめです。依頼者の立ち会いが不要のサービスを選ぶと、あらかじめ鍵を預けておき、スタッフに不在の間の家事を任せることができます。
両親へプレゼントするとき
高齢になってくると、家事は体力面で大きな負担がかかります。家事代行サービスはユニークで実用的なものなので、最近では両親へプレゼントする人も増えています。
下記の記事も参考にしながら、贈り物の一つとして検討してみるのもよいでしょう。
関連記事:「ユニークで実用的」な家事代行サービスをプレゼントしよう!
単発で家事代行サービスを使うときの注意点
手が足りないときに気軽に依頼できる単発の家事代行サービスは便利ですが、注意しておきたいポイントもいくつかあります。ここでは、単発で家事代行サービスを使うときの注意点を紹介します。
価格
月2~4回の定期利用に比べると、1回あたりの価格が高くなる傾向にあります。スポットのつもりで何度も呼ぶことになってしまうと、結果的に定期利用のほうが安くなることも考えられます。
また、価格が安すぎる業者にも注意しましょう。いざというときのための損害保険に加入していない場合や、スタッフの質が良くない場合もあるので、事前に条件をしっかりと確認することが大切です。
急な依頼が可能か
家事代行サービスは、スタッフの予定が空いていなければ対応してもらえないケースが多いです。
数日前からあらかじめ依頼している場合でなければ、急病などで前日や当日に突発的に依頼したくなっても、断られてしまうこともあるでしょう。
急な依頼が多くなりそうなら、なるべく柔軟なスケジュールでスタッフを派遣してもらえるサービスを選ぶことが大切です。
まとめ
家事代行サービスの種類や使うタイミング、注意点などについて紹介してきました。
1ヵ月の間に何度も使う場合はコストなどの面から定期依頼が便利ですが、継続的に利用する予定がないのであれば、さまざまな企業のサービスを気軽に選べる単発依頼を使うと良いです。
状況に合わせて「定期依頼」と「単発依頼」を使い分けるように心がけましょう。